マスクを外すと一気に老けて見えるワタシの養生&薬膳 【気ってなに?】
え、顔がたるんでる?気のせい気のせい
マスク生活になり、人前に顔の下半分を見せなくなってはや一年以上。
ふと鏡を見ると、
「あれ?たるんでる?」
「これってほうれい線?」
「フェイスラインこんなにやばかったけ?アゴと首のさかいめが、、ない!!」
鏡の中に、お母さんみたいな自分の顔を発見した人、それは「気」のせいです。
気のせいじゃないわ!実際たるんでるのよ!
いや「気」のせいです。
「気」ってなんだ?漢方の考え方を思い出そう
漢方の考え方では、人間の体には「五臓六腑」という生理機能があり、「気・血・水」という三つの要素で人はできているとされています。

この「気」とは元気の「気」。目には見えないけれど人が生きていくために必要な活動を支えるエネルギーのこと。
ちなみに「血(けつ)」は体内にある栄養のある成分のこと。気によって運ばれて全身に栄養を与え、思考の源にもなります。「水」は全身を潤す血以外の水分のこのことです。
この気血水が体の中でたっぷりとあって、しかもバランスよく巡っていること=健康で美しい、となります。
美容にも欠かせない「気」の6つの働き
①「動かす」働き
②「温める」働き
③「体を守る」働き
④「性質を変える」働き
⑤「もれを防ぐ」「位置を保つ」働き
冒頭でお話しした、顔のたるみ、フェイスラインの崩れはこの「気」が不足して⑤の「位置を保つ働き」ができなくなっていることによるものです。
ほうれい線が気になる人は、顔だけでなく体の各部分(胸やお腹、お尻など、さらには胃などの内臓も)ズドーンと下がってきているかも。
顔の毛穴がしずく型になっていたり、怒ってないのに「怒ってる?」って聞かれたり(口角下がってるせい)、無意識で口がへの字、アゴと首が繋がっていたり。。

どんなにコロコロローラー美顔器で顔をお風呂上がりにマッサージしても、数時間後には効果が消えてしまう方は、「気」を補う食事と「気」を消耗しない生活養生のケアも加えてみてください。
きっと今まで以上にリフトアップ効果が保てるようになるとおもいます。さらに気を補うことで、たるみ以外にも冷えや慢性疲労、アレルギーなど体のいろんな不調も解消も期待できます。
「気」を補う食事
気を補う食材は、米(玄米)、豆(そら豆、インゲン豆、えんどう豆など)、芋類(特に山芋はおすすめ。ジャガイモ、サツマイモ)、その他、かぼちゃやきのこ類、タンパク質なら鮭やアジ、うなぎ、ホタテ、鶏肉など。
できるだけ温かく消化に良い調理を心がけて。
鍋やスープにするのがおすすめです。
「気」を消耗しない生活養生
まずは気を使いすぎないように。人や物に気を遣う人は日々、それだけで気を消耗しています。いつもより働いたり動いた日も、気を補う必要があります。
・遅くとも23時までには寝る
・疲れすぎない程度にストレッチやウオーキングなど軽い運動をする
・よく噛んで食べる
こうして「気」を増やす生活を続けていくと、いつしか顔のたるみだけでなく、疲れにくい、元気でご機嫌なあなたになっているとおもいますよ!

この記事が気になった方はこんな記事も
気血水は巡るよ、どこまでも♪【くー先生となみみの相談室#005】
美容代1か月10万円→3000円になる方法は…薬膳? 【ブックレビュー】
髪ツヤツヤになりたい管理栄養士から見た薬膳食材【血を補う食材リスト】
先人が命を削りお金をかけて見つけたアンチエイジング法=補腎。