罪悪感なし!「大人の薬膳おやつ」で心もカラダも癒そう
小腹が空いたとき、なんか口さみしい時…
常備しているおやつに手が伸びて、食べすぎて罪悪感。
そんなあなたにぜひ試してみていただきたいおやつをつくったので、ご紹介します。
大人の薬膳おやつ
美容にもスローエイジングにも。大人にうれしい食材を厳選しミックスしました。なじみのある食材から、食べたことないものもあるかもしれません。
それぞれの食材について簡単にお話ししますね。

大粒なつめ・サクサクなつめ
なつめってご存知ですか?一日3粒食べると老けない、とも言われる果物。
中国では昔から親しまれてきた果物で、世界三大美女の楊貴妃が毎日食べていた、なんて言われています。
鉄分やミネラルが多く含まれ、特に女性には嬉しい効果のあるなつめ。
大人の薬膳おやつには、そのまま食べやすいフリーズドライ製法のサクサクなつめと、ふっくら美味しい大粒なつめが入っています。
大粒なつめはそのままでも、ナッツなどを挟んで食べても。お料理に使ってみたい方は試してみてもいいですね。
※大粒なつめは種が入っています。食べる際はご注意ください。
クコの実
杏仁豆腐の上にちょこんと載っている赤い実、でおなじみのクコの実。
漢方では枸杞子、英語ではゴジベリーといわれ、美容にいいスーパーフードとして注目されています。
最近でこそハリウッドスターやセレブたちの間でも話題になっているようですが、中国では何千年も前から美容のために食べていた、と思うと不思議ですね。
パソコン作業やスマホ時間の長い現代人にぜひ食べていただきたいクコの実は、程よい酸味でアクセントに。
あんず
大人の薬膳おやつの中でもひときわ鮮やかで目立つのがドライあんず。
バラ科サクラ属の植物あんずはアプリコットともいわれ、スイーツやジャムなどでも見ることがありますね。
リッチなおいしさは自分へのご褒美にぴったり!
美味しいだけでなく、肌や目を健康に保つビタミンAなども多く含まれており、特に干すとその量は増えるのでドライあんずを食べるのは美容にも◎
薬膳的にも、乾燥が気になる私に嬉しい効果があります。
かぼちゃの種
なじみのないかぼちゃの種、食べてみるとこれがおいしい!
皮は硬すぎず、香ばしいけれど油っこくない。
多くのミネラルや抗酸化作用のある栄養素を含むので、これからは定番にしたいおやつです。
なんだか疲れた、というときのエネルギー補給にぴったりなので、仕事の休憩中などに食べたいですね。
黒豆
アミノ酸スコア、という食べ物の中の必須アミノ酸のバランスを示すスコアが100という完全食材、黒豆。
アミノ酸は単一では働きにくく、バランスよく含まれていることで体の中で十分な働きをします。
美肌を作るのも、髪の毛をツヤツヤにしてくれるのもこのアミノ酸。
つまりアミノ酸スコア100の黒豆は、効率よく栄養が体の中で働いてくれる素晴らしい食材のひとつです。
そして薬膳的には、年齢を重ねていく中で積極的に食べたいものランキング上位!
老けたくない私も、黒豆を毎日食べたい。でも黒豆の甘煮を毎日食べるのは抵抗が…そんな時にはポリポリ食べられるこの黒豆をぜひ。
香ばしくて食べ過ぎちゃいそうになる美味しさです。
焙じはとむぎ
大人の薬膳おやつの美味しさに一役買っているのがこの焙じはとむぎ。
香ばしい味と香りはおかきのようで、はと麦ってこんなにおいしかったんだ!と驚く味です。
はとむぎは漢方ではヨクイニンと言われ、漢方薬にも使われています。
特にじめじめした季節に調子が悪くなりやすい人にはおすすめの、水はけを良くする食材のひとつ。
薬膳的には雨の日にはちょっとおすすめできないヨーグルトを食べるとき、大人の薬膳おやつをトッピングすれば大丈夫。罪悪感なく食べちゃいましょう。
食塩・砂糖・油脂は無添加
薬膳的には胃腸のケアが不調の予防、じめじめした季節をごきげんに過ごすためには欠かせません。
そんな時は薬膳的に避けたいものがあります。それが肥甘厚味。
肥、甘、厚の三つの味を避ける、ということです。
それぞれ
肥→あぶらっこいもの
甘→あまいもの
厚→味の濃いもの
という意味。それぞれ胃腸に負担をかけるもの、として中国の大昔の医学書にも胃腸への負担となるため摂り過ぎを避けるように書かれています。
栄養学的にも、消化に負担がかかったり消化に時間のかかるこれらのもの。
避けたくてもほとんどのおやつは肥甘厚味!これを避けるために、「大人の薬膳おやつ」は塩分、砂糖、油脂類無添加です。(とはいえ食べすぎと早食いはだめですよ!)
たまには「大人の薬膳おやつ」をちょこちょこっと食べて、胃腸を休めてあげてください。
胃腸は私たちが元気に過ごすために必要なエネルギーを吸収する大切な臓器。
漢方的にはその機能も含めて「脾」と表現され、脾をいたわることは不調を改善したり予防する基本中の基本と言われています。
脾をいたわるために「毎日のおやつを食べるのを止める」というのは無理でも、「毎日の味の濃いおやつを薬膳おやつに変える」ならできそうじゃないですか?
あなたをごきげんにする習慣に、ぜひ「大人の薬膳おやつ」を仲間入りしてみてくださいね。
▼メゾメグライターが食べてみた感想はこちら▼
この記事を書いた人
編集長 まぐ(やまぐち あつこ)
現役ワインソムリエ、元病院管理栄養士。大阪在住の30代独身。
20代は病院、福祉施設、イタリアンバル、八百屋などで掛け持ちもしつつ馬車馬のように働き、30歳からソムリエとしてイタリアンレストランで勤務中。興味あること多すぎの器用貧乏。#まぐの台所