イタリアンで季節の薬膳。牛肉と栗のトマトソースパスタ
メゾンドメグリの新コンテンツ、まぐの台所。
元病院管理栄養士、現役でソムリエをしているメゾンドメグリのメンバーまぐ(やまぐちあつこ)のざっくりとした夢のひとつである「喋りながら料理をしたい」を、この場を借りて叶えさせていただいた企画です。
試験的に第1回の配信をさせていただきましたので、レシピとあわせてこちらでシェア。
秋に食べたい食材を使い、スーパーの食材で気軽に作れるレシピにしました。レシピ考案の裏話も併せてご覧ください。
秋に食べたい!牛肉と栗のトマトソースパスタ

レシピはこちら。(記事の最後でpdfのダウンロードもできます)
備忘録としてのレシピカードとして、作り方は簡素化していますので、詳しい作り方や工程でのポイントはぜひ動画をご覧ください!(初配信ということで最初や途中お話が進まないところもあるかも…Youtubeのスキップ機能などをうまくお使いくださいませ♪)
https://www.youtube.com/embed/_1reUVusOW8?rel=0
秋に食べたい食材「栗」
初めてのお料理動画、ということで最初に考えたのは、「メイン食材は何を使おう?」という話。薬膳レシピなどを考えるときにも、最初に食材を決めて、その組み合わせからレシピを組み立てます。
そこで出たのが「お芋とか栗とかいいよねー」という話でした。
栗はイタリアでもよく使われる秋らしい食材。(日本のものと品種は違います。)最近高級モンブランも増えてますよね。薬膳的にも夏の冷たいものの摂り過ぎで弱った胃腸を元気にするという働きもあり、秋に食べたい食材のひとつ。
そんな栗を使ったレシピ、で最初に頭に浮かんだのは「猪肉と栗のラグーソースパスタ」でした。どこで食べたか忘れましたが、美味しかった記憶。(曖昧)
栗のほくほくの甘みと、お肉のうまみが合うんだよなぁ…でも猪肉なんて家にないし、赤ワインで煮込むなんて大変。てか料理用の赤ワインなんて家になくない?
というわけで、簡素化しつつも味は間違いないようにと作ったレシピが今回の動画でご紹介したレシピです。
自分が働いているイタリアンレストランのシェフがいつも当たり前にしているちょっとしたコツなども余すところなくご紹介していますので、是非ご覧ください。
ソムリエの選ぶ今日のワイン

今回ご紹介したのは、テッレ・デル・バローロという作り手さんの「ピエモンテ バルベーラ」です。ピエモンテとはイタリア北部にある州の名前。アルプス山脈のふもとにあるピエモンテ州は、トスカーナ州と並んでワインの銘醸地としても有名です。「バルベーラ」がブドウの名前。
スーパーに並ぶワインの中で、今回の料理に合うものは?と考えていろいろ買って試してみた結果、これになりました。バルベーラという品種はイタリア北部の代表的な黒ブドウ(皮の黒いブドウ)のひとつで、心地よい特徴的な酸味と程よい果実味(フルーティーさ)、そしてなめらかな渋みがおいしいブドウ。(動画内では早口でご紹介していて聞き取れなかった方もいた様子!この場を借りてごめんなさい!今後動画の見やすさや伝わりやすさなど改善していきます。)
煮込んだ牛肉と野菜のうまみに、強すぎずそれでいて存在感のあるイタリアらしいワインを選びました。ほら、さっきも言っていた「猪肉もいいよなぁ」という気持ちも、このエチケットで収まったし。笑
このエチケットの柄から、亥年(いのしし年)に人気があったらしいですよ。来年は寅年。トラのエチケットのワインあったかなぁ…探してみよう。
秋を感じる食材とワインで、家でイタリアンを楽しもう
いかがでしたか?秋らしい食材で、しかも短時間で本格的なイタリアンを楽しめるレシピのご紹介でした。普段家でイタリアンなんて作らないよ!という方も、材料と工程を見てみれば「案外できそうかも」と思っていただけるかも。秋の食材をうまく取り入れて、来る冬に備えましょう。