残暑バテ~身体は熱いのに○○は冷えてる人、要注意!【今できる3つの対策】
暦は秋。街を歩く人の中にも半袖の人と長袖の人が入り混じる季節。
まだ半袖を着ていますが、朝夕は風が涼しい時もあり、秋の気配が近づいてきています。
でも私は盛夏よりもこの時期が一番ツライ・・・朝起きた時から体が火照っていてだるく、何をする気も起りません。息も絶え絶えに(笑)仕事に行くという感じ。
今回は「夏バテ」ならぬ「残暑バテ」の起こるしくみと養生についてお伝えしたいと思います。
残暑バテ チェック!

ちょっと腕の部分やふくらはぎの部分を触ってみてください。
あなたの皮膚は冷たくないですか?
私は体は熱くて火照っているのに腕や足の部分はひんやりしています。
この状態が残暑バテの症状です。
残暑バテの原因は
夏は身体の中にこもった熱を、汗として発散させて冷ましています。
暑さで体表の毛穴が開き、汗が出て身体の中の熱を取るしくみです。
でもクーラーで常に体表が冷やされている状態が続くと、本来発散されるべき体内の熱が発散されずに体内で溜まってしまいます。
「残暑バテ」の原因の一つには、クーラーに当たりすぎて、体表は冷えているけど、体に熱がこもっている状態が考えられます。外の暑さとクーラーで冷えた部屋との温度差が自律神経の乱れを生み、「汗で体内の熱をコントロールする」機能が失われて、汗がダラダラ出たり、はたまた汗がかけなかったりします。
身体に熱がこもると、体内の潤いは奪われ、気(エネルギー)も巡らなくなり、ダルさや火照り、頭痛などの症状が出てきます
「汗ダラ警報」の記事でもお話したように、汗をダラダラかきすぎるのも良くないけれど、サッと汗をかいて、体表が冷えないようにする養生が必要ですね。
夏の終わりから秋にかけての「残暑バテ」対処法3選
①発散
まずは身体の中にこもっている熱を「発散」しましょう。
夏の養生でもお伝えした入浴や軽く汗ばむ程度の運動を生活に取り入れて
(私は毎朝の犬の散歩で一日一回は汗をかくようにしています)
食べ物では麻婆豆腐、カレーなどスパイスの効いたものでジワリと汗を
一日一回、汗をかこう!と意識をしてみてください。
そして汗をかいたらしっかり汗を拭いて、身体を冷やさない事も大切です。
②潤す
暑さで気血水の消耗が激しく、身体の中が乾いている状態のこの時期。
潤す食材はいろいろあるけれど、今回はデザートを紹介。
それは「フルーツ入り寒天」。
寒天が身体の熱を優しく冷まし、フルーツで潤いを与えてくれます。
スーパーなどで売っているフルーツ入り寒天ゼリーを探しましょう。
(たらみのゼリーは寒天を使っているのでおすすめ!)
③冷やさない
涼しくなってきたとはいえ、室内はまだまだクーラーがしっかり効いているのこの時期。特に体表部をクーラーの風にさらさないようにしましょう。
体表部の熱が奪われ、汗をかけなくなってしまいます。
とはいえ、長袖で外を歩くには暑い微妙な季節。
そんなときのおススメは「アームカバー」と「レッグウォーマー」です。
冷房の効いたカフェに入る、職場の冷房が強い時などにサッと装着できて便利です。

私はこれを愛用。シルク入りで肌触りが良く、締め付けもないので、ストレスなくつけることができます。
薄手なのでバッグに入れて寒い時にさっと出して装着!(ブックカフェにて装着中)
実はこれ、以前「お花見の養生」で紹介したシルクふぁみりぃのレッグウォーマー。アームウォーマーとしても使える優れもの。しかもお値段が530円という破格のシルク製品なのでおすすめ。
本格的な秋になると、室内外の寒暖差だけでなく、一日のうちでも寒暖差が大きくなってきます。
急に襲ってくる「冷え」から体を守って、徐々に身体を慣らしていくことが大切ですね。
自分の体を守るアイテムを持ち歩いて、季節の変わり目をごきげんに過ごしましょう。
この記事を書いた人
ライター なみみ
関西在住、50代現役看護師。二児の母。好奇心旺盛。
30代半ばで離婚を機に看護学校へ入学したツワモノ。精神科ナース経験からくるホスピタリティはめぞめぐメンバーお墨付き。子育ても落ち着いた今、更年期の悩みなどをきっかけに、仲間とmaison de megriを立ち上げる。